今のロードバイク人気に火をつけたものとして
弱虫ペダルが大きな要因として挙げられていますが、
ロードバイクの世界には漫画よりもすごい選手がいます。
そんな私が大好きな選手をご紹介します。
ファビアン・カンチェラーラ
185cm、80㎏、イケメン。
脚質はタイムトライアル(以下TTと表記)スペシャリスト。
以下はウィキペディアより引用したTTスペシャリストの説明。
平地の走行を得意とするという点ではルーラーと似ているが、その独走力を強化した様なタイプである。タイムトライアルにおいては圧倒的な強さを見せる他、先頭交代無し、あるいは単独でも長時間にわたって高速走行が可能であるため、平地での大逃げも狙うことができる。
ルーラーも比較的筋肉の付いた選手が多いが、TTスペシャリストはさらに筋肉量を増やさなければならず、一線で活躍している選手は筋肉質の選手で占められている。そのため平地では有利だが、体重の影響で山岳や細かいアップダウンが連続するコースではルーラーよりも不利になりやすく、超級山岳ではスプリンターと一緒にグルペットに入ることが多い。
いろいろ書いてあるが、覚えておいてほしいのは以下の3点。
通常、タイムトライアルスペシャリストとは、
・平地が超得意。
・登りは苦手。
・タイムトライアルではコンマ1秒を争い合う。
それを踏まえた上で以下をご覧ください。
全盛期のカンチェラーラ伝説
- 本業は電気工事士、自転車競技は片手間で始める。
- 脚力が強すぎてカーボンクランクをしならせてしまい、
レース中の破断を防ぐためにアルミ製のクランクに変えた。 - コンマ1秒を争うタイムトライアルのゴールシーンで圧倒的大差をつけ、
ゴールの手前から両手を挙げてウイニングランをかます。
⇒カンチェ in 2009世界選手権ロード個人タイムトライアル - ニコニコ動画 - 185cm、80㎏という巨漢で本人も苦手だと言っている山岳ステージで
ヒルクライム(登り)スペシャリストをぶっちぎる。(爆発してしまいました。)
⇒2010 ツール・デ・フランドル カペルミュール - ニコニコ動画 - 上のカペルミュールでのぺダリングパワーを計ったらMAX1450Wでた。(アマチュアが400ちょい。1450wは電気コンロが動くほどのパワー)
- 電動式変速機が主流になっている中、旧式のワイヤー変速を好む。
理由はその方が楽しいから。 - ちょっとペースアップしたつもりが誰もついてこれず、アタック扱いに。
- 速すぎて自転車にモーター仕込んでないか疑われる。
- 既に1位と2位に10秒差がついているタイムトライアルにて、
雨が降り出してからスタートという悪条件の中(1位の選手が走った時は曇り)
1位にさらに10秒差つけてゴール。(2位カンチェ+10秒、3位カンチェ+20秒)
それまで1位だった選手はあまりのショックに号泣。 - ツールドフランスの最中に子供が生まれたので帰った。
(総合1位にもかかわらず。)
つまり得意の平地では同じTTスペシャリストをぶっちぎり、
苦手の登りですら、登りのスペシャリストをぶっちぎる。
まさしく規格外。
そして2016年のジャパンカップを最後のレースに引退しました。
上記に挙げた通り、カンチェラーラを語るときには
圧倒的な出力に注目されやすいのですが、
自分はタイムトライアルの時のコーナーリングが一番好きです。
カンチェラーラを撮影するために追っかけているバイクが
コーナーのたびに遅れてしまい、
直線で追いつく感じが1つ目の動画からわかるかと思います。
こんな選手です。宇宙人だわ。
他にも規格外の選手は現役にもたくさんいるので
ぜひ動画を探してみてください。
(カンチェの動画は素人でも凄さが分かるのでお勧め!!)
ほんじゃまた!